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認知症の方とのコミュニケーション⑬

2016.01.30 09:40|介護 福祉
皆さん、おはようございます。 いかがお過ごしでしょうか。

先週は寒かったですねェ~ トトロは家でエアコンをガンガンたいてこたつで丸くなっていました。
今日は関東地方は雪が降っているとか。

ここ1年館、本当に気候が変です。 突然温かくなったり、寒くなったり・・・・
1日のうち気温差が10度以上のひも珍しくありません。
体調管理には十分注意してください。

では今回も本題に入りましょう。

去年から始めている認知幼少の方とのコミュニケーション、いかがでしょうか。


今回は今までに認知症の方との心理状態、行動について述べてきたので、じゃ介護する人はどうやって認知症本人と接していったらよいかについて述べていきたいと思います。

まずは以下の文章をご覧ください。

■オープンクェチョン(開かれた質問をする)
 いつ、どこで、誰が、何を、どうした の質問を行う。
    *なぜとは聞かないこと!
 感情に焦点を当てた質問をすること(心に焦点を当てた質問をすること)
      「大声で叫ぶ」⇒「叫ぶことでどんな気持ちになるのか」「どんな気持ちで叫んでいるのか」
      「ふきんが汚れている」⇒「ふきんが汚れていたらどんな気持ちになるのか」
 感覚に即した質問を行う事


■音楽を使う
    聞くことで表情が豊かになる。または昔のことが思い出される。
  
乳幼児のころに聞いた音楽心⇒地よい
18~20歳ごろに聞いた音楽⇒印象に残っている


今回も専門書から抜粋したので硬い文章に案ってしまいましたことをお詫び申し上げます。

認知症の方は何とか相手に迷惑をかけたくない、自分でなんでも自分で解決したいと思っています。その時に上記のようなケアをしてみたらよろしいのではないでしょうか。

質問に関してはどうして、なぜという言葉は使わないほうが簡明です。なぜならこういう言葉を使うことによって感情が不安定になってしまう場合があるからです。
そして今どんな気持ちなのかということに焦点を置いて質問することが大事です。
なぜなら認知症に方は感情だけはしっかりとしているからです。
そこから本人がどういうことを思っているのかを探ることができます。


また音楽を聴いていただくことによって感情が安定する場合があります。
特に昔に聞いた音楽がいいと思います。

そうすることで心地よいとか、印象に残っており、昔私はこういうことをやっていたと思い出すことがあるからです。

もちろんこれ以外にもケアの仕方はあります。

認知症の方は、何とかして、相手に迷惑をかけないようにしようと心理から、本人なりに頑張っているのです。

そのことをご理解いただけたらと思います。


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認知症の方とのコミュニケーション⑫

2016.01.23 14:15|介護 福祉
皆さん、こんにちは。寒い日が続いていますね。

福岡は今日寒いのですが、明日はなんと最高が1度!!
今日の夜から最強の寒波襲来です!トトロもあすはコタツの中で丸くなって冬眠です(笑)

あすは雪で交通機関が大幅に乱れると思います。特に東北、北海道の方は暴風で大変だと思います。
今から十分な備えをお願いします。

さて今回も本題に参りましょう。
今まで認知症の方とのコミュニケーションということで投稿してきましたがいかがでしたでしょうか。

少しはお役にたてたら幸いです。

さて今回はそのまとめとして、認知症の方が目にするシンボルについてちょっと触れてみたいと思います。

シンボルってなんだかわかりますか?
簡単に言うと物を使うことで、しゃべれない代わりにこうしてほしい、ああしてほしいという訴えを表すものです。

例を示しましょう。
【財布・バッグ】       財布・バッグが盗まれた⇒主体性、女らしさを認めてほしい、
【 宝石・洋服】       宝石・洋服を触っている。盗まれた⇒自己の価値、自主性を認めてほしい
【手・指、人形】       手 、指を繰り返し常にしゃぶっている。 または人形を触っている、手放さない
                ⇒ 子供、赤ちゃんの育児若いころ、十分な育児ができなかった、、それを満たすためにしている。
【布】             布を繰り返し触っている⇒子供服を作ってやれなかったので、せめて1着だけで作ってあげたい

このようにシンボルがその人の心情を表しているということがあります。
前回の投稿で認知症の人にも人間としての基本的欲求があると書きましたが、まさにこのシンボルはその欲求を示す手段でもあるのです。

いかがでしたでしょうか。もちろんこれだけではありません。例外はたくさんあります。またすべての認知症がこの原則に基づくわけではありません。その点をご了承ください。

では、介護者として私たちはどういう支援をしていけばよいのでしょうか。
それに関しては次回に譲りたいと思います。

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認知症の方とのコミュニケーション⑪

2016.01.16 10:27|介護 福祉
皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

福岡は今日天気が良いですよ。と言っても来週からまたすごい寒くなります。
なんと最高5度。冷蔵庫にいるような感じです。

妻が言っていました。「福岡の気候を侮ったらいかんぜよ」(笑)
九州だから暖かいだろうとみんな思ってしまうんだそうです。

特に今年は気候が変です。みなさん対象管理には十分注意してくださいね。

それでは今回も本題に参りましょう。
前回は認知症本人の欲求について述べてきました。
今回もその件について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

まずは以下の文章をご覧ください。
人生の後半で見当識を失った人は、以下のようなある特定の精神・心理的、そして社会的欲求をもっている
  ・安らかな死を迎えるために未解決な問題を解決したい欲求
・平和に暮らす欲求
・視力や聴力、身体的自由、記憶力が低下しても平静な気持ちを回復する欲求
・忍び難い現実を納得のいくものにしたい。整然と、調和している気持ちになれる、なじみある人間関係があり、くつろげる場所を見つけたい欲求
・認めてもらいたい欲求。地位、自分らしさ、自尊心への欲求
・役に立ちたい欲求
・聞いてもらいたい、尊重されたい欲求
・感情を表現したい欲求、その感情を受け止めてもらいたい欲求
・愛され、所属したい欲求。人と接したい欲求
・動かなくされたり、拘束されたりすることなく、育まれ、安心したい欲求
・触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、性的表現等、感覚を刺激する欲求
・痛みや不快感を軽減する欲求

  これらの欲求を満たすために、
・彼らは心の目を使ってものを見る。そうして過去のなつかしい声を聞く。
・働いていたとき役に立っていると感じた気持ちを再びよみがえらせようと、働いていたときと同じように手や足を動かす。
・言葉で意思疎通をすることができなくなると、言葉にならない音を混ぜ合わせて感情を表現する。

後期高齢者は、孤立した状態で、解決の激しい痛みを乗り越えようと苦しむ。
理解できない行動にどう対処していいのか途方にくれている介護者や家族には挫折や苦痛の元となる。
見当識とはたとえば季節、今何時か、また今どこにいるのかという空間的認識とでも言いましょうか。実際の出来事が理解できないということです。

今回も専門職向けのレジュメから抜き出してきましたので硬い文章になってしまいました。申し訳ございません。


このように認知症の方々は私たちと同じ世休を持っています。そして悲しい、うれしい、気持ちいいなどの感情だけは残っているのです。

ですので、おのずとどういう風に接していったらいいのか、どのように対応していけばいいのかうっすらお分かりになってきたのではないでしょうか。

この件については次回以降に譲りたいと思います。

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認知症の方とのコミュニケーション⑩

2016.01.13 17:28|介護 福祉
皆さん、こんにちは。今年になって初めての投稿です。

昨年も7沢山の方にこのブログを見ていただいたようで本当に感謝しております。
皆さんが見ていただいてくれているからこそ、このブログが続いているものだと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて今回初めての投稿を始めましょう。

昨年から、認知症とコミュニケーションと出しいて、認知症本人の心理状態とそれに伴う行動を様々な角度から見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回もその続きを書いていこうと思います。

今回は今までのまとめとして高齢者が今までに体験してきたもの、そこから生まれる欲求と認知症本人がどういう欲求を生じているのかについて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

まずは以下の文章をご覧ください。
◆高齢者が経験してきたもの
・人生の課題や失望に向き合ってきた
・希望をもって日々の生活の問題に取り組んできた
・自分自身や他人の間違いや失敗を許してきた
・目標を達成できないときは妥協をしてきた
・失敗やミスをしたり、夢がかなえられなくても自尊心をもち続けてきた
・身体的喪失や社会的喪失を乗り越えてきた
・体の衰え、愛する人の死、避けることのできない死を受け入れてきた
・生きるための情熱をもち続けている
・過去をくよくよ思いわずらわず、思い出として楽しんでいる
・新しい人間関係をつくる
・愛する人と和解し、死に備えてきた



では認知症の人(季節や今自分がどこにいるのかわからないという症状がある方)にはこういう経験が与える欲求というのはどんなものなのでしょうか

自己実現欲求
(自己のすべての可能性を実現する)
       ⇓
・安らかな死を迎えるため、まだやり終えていないことを解決する欲求
・安心して暮らす欲求

美的欲求
(均整美、秩序、美)
     ⇓
・視力、聴力、身体的自由、記憶力が低下しても、平静な気持ちを回復する欲求

認識欲求
(理解、探究)
    ⇓
・忍び難い現実を納得のいくものにしたい欲求
・整然と、調和している気持ちになれる、なじみある人間関係があり、
くつろげる場所を見つけたい欲求

尊重欲求
(達成、承認してもらう、他者から認められること)
       ⇓
・承認、地位、自分らしさ、自尊心への欲求
・役に立ちたい欲求
・傾聴され、尊重されたい欲求


所属、愛情の欲求
(他者と交流する)・愛され、所属したい欲求
      ⇓
・人と接したい欲求
・感情を表現したい欲求、その感情を受け止めてもらいたい欲求

安全欲求
(安心、安全と感じられること)
      ⇓
・動かなくされたり、拘束されたりすることなく、育まれ、安心したい欲求
・痛みや不快感を軽減する欲求


生理的欲求
(飢え、のどの渇き、性等)
       ⇓
・触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、性的表出等、感覚を利激する欲求
いかがでしたでしょうか。認知症の方と言っても私たちの欲求と一緒なのです。

この欲求を誰かにわかってもらいたい、こうしてほしい、ああしてほしいという意思伝達が行動に現れるのだということをご理解していただきたいと思います。

次回も、今回の続きについて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。


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1968年六月生まれ
倉敷市出身、現在は福岡市在住。
妻(あすか)と娘たち(猫二匹)と暮らしています。
高齢者福祉にたずさわって十六年になります。
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