認知症の方とのコミュニケーション⑦
2015.11.22 10:25|介護 福祉|
皆さん、おはようございます。約1か月ぶりの投稿です。
ブログを見られている皆さん、投稿が遅くなって本当に申し訳ありませんでした。
なかなかブログを更新する時間が取れなくて・・・・・・お許しください。
さてここ2,3日は天気がいいですね。もう紅葉の季節というか12月に入ります。冬なんですが・・・・まったく冬という認識がないのは
トトロだけでしょうか。もうあと少しでクリスマスなんですが・・・・・・1年がたつのは本当に早いものです。
さて今回も早速、本題に参りたいと思います。
前回まで認知症の人とのコミュニケーションと題して様々な観点から投稿してきましたがいかがでしたか。
今回も認知症本人の心理状態と行動の関係について考えていきたいと思います。
まずは以下の文章をご覧ください。
■「認知の混乱」第一段階にいる高齢者について
過去に向き合ってこなかった感情を今表現するのに苦しんでいる。
お年寄りは今の現実世界で経験している喪失がきっかけとなり、以前経験した喪失を思い出す。
「認知の混乱」の段階にいる人は、あまりにもたくさんの喪失に対応するために人を非難しているのだという事を理解しておかなければならない。
(1)特徴
・「認知の混乱」の段階にいる人は、加齢と共に起こってくる身体的、社会的喪失を受け入れることができない。
・「認知の混乱」の段階にいる人は、これまで重要な「人生の課題」に向き合ってこなかったため「人生の課題」とは、以下のとおりである。
「自己の確立」 「喪失を受け入れること、特に加齢と共に遭遇する喪失を受け入れること」
「親密さの獲得」 「新しい活動に加わること」「自我の統合に到達すること」
「適切に感情や行動をコントロールできるようになること」 「現在のこと、過去のこと、将来もかなわないことを受け入れること」
「他の人を信頼すること」
・「認知の混乱」の段階にいる人は、日常生活のほとんどは普通に行動しているが、現実の世界では正しくないようなことを繰り返し言うことがある。
(2)「認知の混乱」の段階にいる人の身体的特徴
・目はくもりなく、はっきりし、焦点を合わせている
・筋肉は緊張気味
・あごは突き出し気味
・腕を組んで座る、あるいは立つ
・目的をもった動作をする
・声は甲高かったり、不機嫌だったり、辛辣だったりする
・話し方ははっきりしている
・最近の記憶に関しては、時どき忘れることもあるが、ほぼ保たれている
・読み書きの能力は保たれている
・認知能力は時間を正しく言う能力を含めてほぼ保たれている
・時どき尿失禁がある
(3)「認知の混乱」の段階にいる人の心理的特徴
高齢になると、「認知の混乱」の段階の人は人生の最後の課題に直面し、これまでずっと覆い隠してきた感情を表現しなければならない。
事例
少年の頃、パンツを濡らしてお仕置きをされ、恥ずかしく嫌な思いをした
⇒同じ部屋に住んでいる利用者に対し、床じゅう水をこぼすと非難をしたりする。
それは自分が失禁しているのを恥ずかしくて認めることができないから。
「認知の混乱」にいる人は、現在の人やものを使って、もっと前に表現すべきだった感情を表す。
事例
80歳の「認知の混乱」にいるある女性の場合
40歳のときに夫を亡くしたが、つらい悲しみの気持ちを決して表に出さなかった。
⇒寂しいということを否定したいのだ。気持ちを否定した結果、苦しみを生み出し、それを彼女は自分と同じ部屋の利用者に対して怒ることで対処したいのだ
今回はトトロがセミナー用に作ったものから抜粋したので少々硬い文章になってしまいました。
今回挙げたのは認知症の混乱期「第1段階 繰り返し動作」の段階にいる認知症本人の心理状態、行動の特徴と本人の欲求についてあげました。
いかがでしたでしょうか、少しはご参考に案ったのではないかと思われます。
次回は第2ステージ 季節の混乱の段階にいる認知症本人の行動の特徴などをあげていきます。
トトロの仕事部屋では介護スキルアップに役立つセミナーを開催しています。
良ければ寄ってみてください。
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ブログを見られている皆さん、投稿が遅くなって本当に申し訳ありませんでした。
なかなかブログを更新する時間が取れなくて・・・・・・お許しください。
さてここ2,3日は天気がいいですね。もう紅葉の季節というか12月に入ります。冬なんですが・・・・まったく冬という認識がないのは
トトロだけでしょうか。もうあと少しでクリスマスなんですが・・・・・・1年がたつのは本当に早いものです。
さて今回も早速、本題に参りたいと思います。
前回まで認知症の人とのコミュニケーションと題して様々な観点から投稿してきましたがいかがでしたか。
今回も認知症本人の心理状態と行動の関係について考えていきたいと思います。
まずは以下の文章をご覧ください。
■「認知の混乱」第一段階にいる高齢者について
過去に向き合ってこなかった感情を今表現するのに苦しんでいる。
お年寄りは今の現実世界で経験している喪失がきっかけとなり、以前経験した喪失を思い出す。
「認知の混乱」の段階にいる人は、あまりにもたくさんの喪失に対応するために人を非難しているのだという事を理解しておかなければならない。
(1)特徴
・「認知の混乱」の段階にいる人は、加齢と共に起こってくる身体的、社会的喪失を受け入れることができない。
・「認知の混乱」の段階にいる人は、これまで重要な「人生の課題」に向き合ってこなかったため「人生の課題」とは、以下のとおりである。
「自己の確立」 「喪失を受け入れること、特に加齢と共に遭遇する喪失を受け入れること」
「親密さの獲得」 「新しい活動に加わること」「自我の統合に到達すること」
「適切に感情や行動をコントロールできるようになること」 「現在のこと、過去のこと、将来もかなわないことを受け入れること」
「他の人を信頼すること」
・「認知の混乱」の段階にいる人は、日常生活のほとんどは普通に行動しているが、現実の世界では正しくないようなことを繰り返し言うことがある。
(2)「認知の混乱」の段階にいる人の身体的特徴
・目はくもりなく、はっきりし、焦点を合わせている
・筋肉は緊張気味
・あごは突き出し気味
・腕を組んで座る、あるいは立つ
・目的をもった動作をする
・声は甲高かったり、不機嫌だったり、辛辣だったりする
・話し方ははっきりしている
・最近の記憶に関しては、時どき忘れることもあるが、ほぼ保たれている
・読み書きの能力は保たれている
・認知能力は時間を正しく言う能力を含めてほぼ保たれている
・時どき尿失禁がある
(3)「認知の混乱」の段階にいる人の心理的特徴
高齢になると、「認知の混乱」の段階の人は人生の最後の課題に直面し、これまでずっと覆い隠してきた感情を表現しなければならない。
事例
少年の頃、パンツを濡らしてお仕置きをされ、恥ずかしく嫌な思いをした
⇒同じ部屋に住んでいる利用者に対し、床じゅう水をこぼすと非難をしたりする。
それは自分が失禁しているのを恥ずかしくて認めることができないから。
「認知の混乱」にいる人は、現在の人やものを使って、もっと前に表現すべきだった感情を表す。
事例
80歳の「認知の混乱」にいるある女性の場合
40歳のときに夫を亡くしたが、つらい悲しみの気持ちを決して表に出さなかった。
⇒寂しいということを否定したいのだ。気持ちを否定した結果、苦しみを生み出し、それを彼女は自分と同じ部屋の利用者に対して怒ることで対処したいのだ
今回はトトロがセミナー用に作ったものから抜粋したので少々硬い文章になってしまいました。
今回挙げたのは認知症の混乱期「第1段階 繰り返し動作」の段階にいる認知症本人の心理状態、行動の特徴と本人の欲求についてあげました。
いかがでしたでしょうか、少しはご参考に案ったのではないかと思われます。
次回は第2ステージ 季節の混乱の段階にいる認知症本人の行動の特徴などをあげていきます。
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