認知症利用者家族とスタッフの関係
2014.11.24 11:23|介護 福祉|
皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
3連休の最初に長野で大きな地震がありました。発生した時刻が夜10時好き。
夜だけあって皆さん本当に怖かっただろうとお思います。これも3年前の東日本大震災の影響ででしょうか。
被害にあわれた方にお悔やみ申し上げます。
さて、今回も本題に移りましょう。
前回は認知症と介護スタッフの関係について皆さんと一緒に考えてきました。
今回は前回に関連して高齢者家族と介護スタッフの関係について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
前回で職員が身に着けるべきスキルに傾聴(対人援助)だということを言ったかと思います。
ここでは、対人援助スキルについて利用者家族の心情と関連づけて考えてみたいと思います。
トトロの妻がパーキンソン病のお母様を有料老人ホームに入所させた時、お見舞いに行った時の例をとって対人援助の重要さを考えていきたいと思います。
施設に入所させるとき、お母様はパーキンソン病の末期でした。このころになると幻覚、妄想がひどくなってきたのです。
周りに親戚はいましたが、パーキンソン病に関して理解なかったため、このような言葉を投げかけあられたそうです。
「なんでこんなとこに入所させたんだ」
「楽しようとしているんじゃないの?」
「実の母親を施設に入れるなんて・・・なんて親不孝なの」
など心無い言葉をかけられたといいます。
妻はもう、心身ともぼろぼろになっていました。
施設は、周りに田園が広がるのどかなところ。お母様は小さいとき、田畑があるのどこかなと所で育ったそうです。
それも手伝って、施設に入ると次第に妄想、幻覚がなくなってきたそうです。
驚いたことにその施設長は、妻が帰るたびに、お母様の様子を逐次報告してくれました。
加えて以下のような言葉をかけてくれたそうです。
「今までよく一人で頑張ってこられましたね」
「これからは我々もできる範囲でせいいっぱい面倒を見させていただきますから、今までの疲れをしっかり取って休まれてください」
「何かありましたら、すぐ連絡させていただきますね」
このような言葉をかけていただけるなんて思いもしましませんでした。
それも帰る際にわざわざ妻のそばに来て、立ち話ですがこのようなことを話してくださいます。
それまで、心が折れそうになったのを、このような言葉でほっとしたと同時に涙が出てきたといいます。
また同時に、幻覚や妄想も次第になくなってきたといいます。
いかがでしょうか。
職員の対人援助がいかに大切かが分かると思います。
実は、妻が見つけた有料老人ホームはトトロが以前勤務時代に取引のあった民間の紹介機関で見つけたところなんです。
いいところが紹介できてよかったとトトロは思っています。
もし、トトロがこの機関を知らなかったら・・・今の妻はなかったでしょう、
それこそ、夫であるトトロが支えきれなくて、トトロとともに道ずれにして自殺していたかもしれません。
それを考えるとぞっとします。
今老老介護の結果一家心中が社会的に問題なっています。
日常的にニュースに事件として報道されているほどです。
なんで、こんなことが起こるのでしょうか。
それは誰にも心の内を話す人がいないからなのです。
人間は、内に秘めたことを人に話すだけでも、心がすっと軽くなるのです。
今の介護問題で深刻なことは、利用者家族を支える家族のケアがなおざりにされていることではないでしょうか
これが、今の介護保険制度の問題点の一つだとも言えるのです。
いかがでしたでしょうか。対人援助の重要さが分かっていただけたと思います。
介護スタッフの方は、ぜひ対人援助のスキルを身に着けていただきたいと思います。
トトロの仕事部屋では介護スキルアップに役立つセミナーを開催しています。
良ければ寄ってみてください。
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3連休の最初に長野で大きな地震がありました。発生した時刻が夜10時好き。
夜だけあって皆さん本当に怖かっただろうとお思います。これも3年前の東日本大震災の影響ででしょうか。
被害にあわれた方にお悔やみ申し上げます。
さて、今回も本題に移りましょう。
前回は認知症と介護スタッフの関係について皆さんと一緒に考えてきました。
今回は前回に関連して高齢者家族と介護スタッフの関係について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
前回で職員が身に着けるべきスキルに傾聴(対人援助)だということを言ったかと思います。
ここでは、対人援助スキルについて利用者家族の心情と関連づけて考えてみたいと思います。
トトロの妻がパーキンソン病のお母様を有料老人ホームに入所させた時、お見舞いに行った時の例をとって対人援助の重要さを考えていきたいと思います。
施設に入所させるとき、お母様はパーキンソン病の末期でした。このころになると幻覚、妄想がひどくなってきたのです。
周りに親戚はいましたが、パーキンソン病に関して理解なかったため、このような言葉を投げかけあられたそうです。
「なんでこんなとこに入所させたんだ」
「楽しようとしているんじゃないの?」
「実の母親を施設に入れるなんて・・・なんて親不孝なの」
など心無い言葉をかけられたといいます。
妻はもう、心身ともぼろぼろになっていました。
施設は、周りに田園が広がるのどかなところ。お母様は小さいとき、田畑があるのどこかなと所で育ったそうです。
それも手伝って、施設に入ると次第に妄想、幻覚がなくなってきたそうです。
驚いたことにその施設長は、妻が帰るたびに、お母様の様子を逐次報告してくれました。
加えて以下のような言葉をかけてくれたそうです。
「今までよく一人で頑張ってこられましたね」
「これからは我々もできる範囲でせいいっぱい面倒を見させていただきますから、今までの疲れをしっかり取って休まれてください」
「何かありましたら、すぐ連絡させていただきますね」
このような言葉をかけていただけるなんて思いもしましませんでした。
それも帰る際にわざわざ妻のそばに来て、立ち話ですがこのようなことを話してくださいます。
それまで、心が折れそうになったのを、このような言葉でほっとしたと同時に涙が出てきたといいます。
また同時に、幻覚や妄想も次第になくなってきたといいます。
いかがでしょうか。
職員の対人援助がいかに大切かが分かると思います。
実は、妻が見つけた有料老人ホームはトトロが以前勤務時代に取引のあった民間の紹介機関で見つけたところなんです。
いいところが紹介できてよかったとトトロは思っています。
もし、トトロがこの機関を知らなかったら・・・今の妻はなかったでしょう、
それこそ、夫であるトトロが支えきれなくて、トトロとともに道ずれにして自殺していたかもしれません。
それを考えるとぞっとします。
今老老介護の結果一家心中が社会的に問題なっています。
日常的にニュースに事件として報道されているほどです。
なんで、こんなことが起こるのでしょうか。
それは誰にも心の内を話す人がいないからなのです。
人間は、内に秘めたことを人に話すだけでも、心がすっと軽くなるのです。
今の介護問題で深刻なことは、利用者家族を支える家族のケアがなおざりにされていることではないでしょうか
これが、今の介護保険制度の問題点の一つだとも言えるのです。
いかがでしたでしょうか。対人援助の重要さが分かっていただけたと思います。
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