「報・連・相」と情報の共有の重要性について③

2014.07.27 12:35|介護 福祉
皆さん、こんにちは
すっかり暑くなりましたね。昨日一昨日は福岡でも36度でした。
ついこの前まではエルニーニョ現象で冷夏になるといっていたのですが・・・・・・

猛暑はまだまだこれからです。
水分補給を忘れずに、体調管理に十分注意してください。

それでは今回も本題とまいりましょう。

前回は、「報・連・相と情報の共有について」と題して離職率の関係について皆さんと一緒に考えてきました。


実はこの「情報共有」ですが、これができてないと時には介護サービス事業所に恐ろしい結果を招くことがあるのです。

それは利用者から「訴訟に持ち込まれる」と言うことです。
これはコミュニケーションにも大いに関係があります。

例をあげましょう。

ある朝、ケアマネージャーから電話がありました。
「利用者のAさんのご家族から昨日電話があったんですが、庭の剪定をしていた時に、バランスを崩して転んだそうです。
その結果、足腰が弱くなり歩行が思うようにいかなくなったと連絡がありました。
今後、しばらくは歩行が不安定になりますので、サービス提供中、送迎中は十分注意を払ってください」

しかし、電話を受けた職員はそのことを伝えてなく、いつものように、歩行介助をAさんに行っていたところ、サービス提供中にバランスを崩し、車椅子から椅子に移動するときに転倒。
びっくりした職員たちはすぐ担当のケアマネとご家族に電話しました。

後に分かったことですが、今朝あったケアマネからの連絡事項は全職員に伝えていなかったことが判明しました。
まさに「報・連・相」と「情報の共有」ができていなかったのです。

ご家族の方は
「あれほど、気を付けてくださいってケアマネージャーの方に伝えたのに・・・・」
とサービス事業所に不信感を抱くようになりました。

全ての介護事業所には、サービスを提供するときに記録が義務付けられています。
そこで、家族の方が申請すれば介護記録が見れると知り、事業所に情報開示を求めたのです。

この段階で転んだ経緯、そしてその後の対処がチキンと書かれていればよいのですが、もし不確かな情報しか記載されていなかったら、ご家族の方はますます不信感を募らせ、最悪の場合訴訟に持ち込まれるケースだってあるのです。

「報連相」と情報共有がいかに大切かお分かりになったと思います。

もちろん普段この事業所とご家族の方の間で普段からコミュニケーションがしっかりできていれば
「いやいや、今まで一生懸命していただいているのだから、大丈夫ですよ。気にされないでください。
今後もよろしくお願いします。」
で済むでしょう。その確率が高いと思われます。


でも
・ご家族の方(利用者本人)とのコミュニケーションができていない。
・スタッフの間で「報連相」ができていない
・情報共有ができていない
だと、結末には最悪の場合、上記の例が起こってもおかしくないのです。


いかがでしたでしょうか。

皆さんは今回の投稿についてどのように感じられましたか。


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「報・連・相」と情報の共有の重要性について②

2014.07.21 15:13|介護 福祉
みなさん、こんにちは。すっかり暑くなってきましたね。
体調管理は大丈夫でしょうか。

福岡市では、ここ2,3日熱中症注意報が出ています。
これから熱中症の季節です。特に高齢者の方は体温調節が苦手です。
十分注意しましょう。

さて前回は「報・連・相」と情報共有ということで情報共有の不出来がボランティア活動に与える影響についてお話ししてきました。

今回も・「報・連・相」の不出来が与える影響を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

前回は、ボランティアに焦点を絞ってお話してきましたが、何もこのことはボランティアに限ったことではありません。
前回の投稿で離職率についてちょっと触れました。

実は福祉施設での職員の離職率は他の業界に比べ、高いのです。(このことに関しては以前のブログで統計を紹介しています)


公益財団法人 介護労働安定センターの調査によると離職する理由のダントツ1位が人間関係になっています。
このことは、職員同士の「報・連・相」と情報の共有ができていないということを意味するのではないでしょうか。

例えば、認知症で徘徊が激しい利用者がいらしゃるとします。
担当は特に決まっていません。
他の職員はA利用者につくのが嫌だから何かにつけ人のいいB職員に押し付けるのです。(しかも上司に見つからないように)。
A利用者の情報はあまりありません。
そういうことが重なってB職員は心身ともにぼろぼろになって辞めていく・・・・・

そういうパターンンが非常に多いのです。

ではどうして起こるのでしょうか。

それは朝のミーティングで認知症利用者に関する情報を全職員で共有していないために辞めていくのです。

実はトトロも上記のケースと同じような経験をしたことがあります。
同じく認知症の利用者で徘徊が激しく四六時中ついていないといけない状態なのですが、「報・連・相」ができていないために他の職員は認知症の方のお世話をするのが嫌なものだから、押し付けけられました。
そういうことが何回もあって体が持たないと思い、辞めたのです。

情報の共有ーこれは離職率に大きくかかわってくるのです。

今回の投稿内容は、まさにコミュニケーションの不出来がこのような結果を招くといっても過言ではありません。
「報・連・相」⇒「情報の共有」⇒「コミュニケーション」につながるのです。

情報の共有がいかに大切かお分かりいただけたでしょうか。




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「報・連・相」と情報の共有の重要性について①

2014.07.13 14:37|介護 福祉
皆さん、こんにちは。
台風が過ぎ去りましたが、皆さんのお住いの喜一ではいかがでしたか。

台風が沖縄にいたころは、中心付近の風速が70m/hとか。 まさにハリケーンでした。
でも、次第に弱まって福岡ではほとんど風が吹きませんでした。よかったよかった。

さて、今回も本題に参りましょう。

先日、トトロの事務所にこんなお電話がありました。
お電話の内容は以下の通りです。

「私デイサービスセンターでボランティアとして活動しています。高齢者のためのレクレーションをしていますが、施設のスタッフがなかなか手伝ってくれません。後片付けはすべて私一人でしています。また活動で必要なものをそろえてくれるように事前に連絡しているのですが、スタッフが揃えていなくてあわてて揃える始末です。

こういうのが何回も続いています。先日は、活動中に私一人と利用者だけ。スタッフはみんな入浴介助に行っちゃって。
正直怖かったです。利用者が転倒でもしたらどうしようか。
そういうことが何回も続いています。わたしもう嫌になって・・・・」

というご相談でした。


この施設では、初回の面談の時に口頭で簡単に顔合わせをしただけ。ボランティア活動に関して具体的な打ち合わせがなかったといいます。
またボランティア受け入れのマニュアルがないからその場しのぎで対応していた、全職員にボランティアに関する情報の共有がなされていなかったということが後に判明しました。

それ以前に、朝のミーティング(施設では必ず朝のミーティングがあります。これは夜勤者からのひきつぎ今日1日の情報を全職員と共有するためです)でボランティアがあること、何が必要なのか、事前に揃えておくのは何か・・・と言うことを伝えていなかったそうです。

なるほど、こういうことが続けば、ボランティアの方たちは嫌気がさして辞めていこことになるでしょう。

職員同士の「報告・連絡(いわゆるホウレンソウ)」ができていないと、このように良い人材が入ってもすぐ辞めていってしまうのです。

今の世の中、職場の「ホウレンソウ」が大切だと言われて久しいですが、特に福祉の業界ではこのことが重要なのです。ホウレンソウの出来次第が離職率を左右するといっても過言ではありません。

次回もホウレンソウと情報の共有の重要性について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。


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職員研修の重要性④

2014.07.07 08:42|介護 福祉
みなさん、おはようございます。
いかがお過ごしでしょうか。

昨日天気予報で見たのですが、はるか南に台風が発生したそうです。九州上陸するとか。
まだ7月、普通は8月から台風は日本に来るのですが・・・・・

それでは今回も本題に参りましょう。

前回は、職員研修の重要性と題して外部の人に与える影響について皆さんと一緒に考えてきました。
今回もその津拭きについて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

今回は、コミュニケーションの重要性をリスクマネジメント(危機管理)と関連づけて研修の重要性を考えていきたいと思います。

今、職種を問わず、傾聴・職場内のコミュニケーションが叫ばれています。特に福祉業界はこのスキルは必要不可欠ともいえます。
逆に言うと厳しい言い方ですが、このスキルを持たない者は福祉の職場で働く資格がない!とトトロは思います。

コミュニケーションができていないとどういったことが起こるのでしょうか。
・職員とのホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができなくなり、利用者の情報を共有できなくなる
・情報の共有ができていないばかりに、利用者との認識のずれが生じる
・情報の共有ができていないと時に介護事故につながる。

と言ったことが生じるのです。

コミュニケーションができていないばかりに認識のずれが生じるおそれ、また介護事故につながる恐れについてここにボランティア体験記の中で気になった記事を抜粋してみたいと思います。
ボランティアを始めてから、気づいたことがあります。

若年、中高年、スタッフの皆さんの年齢は様々ですが、「利用者さんは、日々老いていく」という現実に、悪く言えば「鈍感」な方が少なからず多いということです。
それは日ごろお年寄り、といわれる利用者さんに囲まれてお仕事をしておられるので気づけない気付かない環境という現実があります。しかし、一番敏感であるべきだということです。

私ごとですが、母が六人兄弟の末っ子で長女~末っ子で「二十年」の歳の差がある環境で育ちましたので、法事やなにかしらのことで兄弟姉妹集まった時の雑談が、幼い私には印象的でした。(私にとっては高齢の叔父叔母です)

子供が独立する、すると話題は結婚の話です。どんなふうに嫁、婿と接すればいいのか、嫌われない姑、舅になりたい。世代間のジェネレーションギャップの話で盛り上がる。

そして孫が生まれると、今度は孫の話です。孫の心配の話や近況で盛り上がる。

そして最後が「老い」の話です。健康食品の○○が健康に良い、とか、五十代までなんともなかったのに最後のひと踏ん張りが、六十代ではきかなくなってくるのはどうしてだろう?
また七十以降ですと、やはり認知症は嫌だ、ということ、足腰の辛さ・・。
この頃忘れっぽくなってきた、ボケを防ぐにはどうしたらよいのだろう、施設ってどうよ、という話です。

昔は部屋のすみで聞き流していましたが、大人になるにつれて、そういう話の意味がひとつひとつわかってきました。
それは確実に人は老いてゆくということ。そして晩年になればなるほど、一日、一日の重みが若いころと違うという事です。

私が通っている施設でもみなさんお元気ですが、それはかわりません。
施設に高齢の方がおられます。半年前までは、お風呂あがりでもなんとか三枚習字ができておられました。

しかし、この頃は、のぼせて書けないのですみません、と言ってこられるようになりました。

スタッフは、「いつも書いておられたではないですか、書いてください」、と言われますが、その方は加齢の小さな積み重ねで集中力が確実に落ちつつあり、老いてゆかれているのだということにスタッフは気づいていないようでした。

それで私は、無理は危険だと思い、なんとかお風呂とお習字の順番を逆にできないか、ということを提案し、スタッフと考えて、その方が、なんとかまた習字ができる環境を整えられないか、現在模索しているところです。

では、施設に通わせている家族はどうなのでしょうか?
無論、「老い」には敏感です。家族が確実に老いてゆくことに、一抹の悲しさと、まだまだ元気で過ごしてもらい
たい、と強く願っているからこそ、施設に通わせていると言っていいと思います。


スタッフは、老いに鈍感、家族は逆に敏感。とすれば、両者の見当違いが引き起こす大変な状況もでてくるかもしれないということです。以下に起きうる例をあげてみました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Aさん現在80歳。
この頃いつもは血圧が低かったのに、乱高下しつつ高くなりつつあり、家族は心配しています。楽しみにしている施設での入浴を、その日は、いつもとなにか違う気がした家族は念のためスタッフに「今日は入浴をやめさせてほしい」と連絡をします。
そして入浴の時間がやってきて「お風呂に入りたい、大丈夫だ!」とAさんがしきりに言うのでバイタルなどチェックして医学的に大丈夫だと判断したスタッフは、本人の意向を尊重して入浴をしてもらうことにして、入浴。そしていつもと変わりなく送迎を終えた。

その夜、Aさんは体調を突然崩し、緊急入院してしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

びっくりした家族が「家族がわざわざ、連絡したのに、これはスタッフが入浴をさせたせいだ」と、感情的になり施設の対応に怒りをあげたとしたら?最悪、亡くなった場合、訴訟沙汰にもなりかねません。


いかがでしたでしょうか。
もし、普段からコミュニケーションができていれば認識のずれhが起こることなく、このような最悪な事態を回避できることもできるのです。
仮にこのような介護事故につながる小さい事故(ヒヤリパットと言います)が起こったとしても普段から家族とのコミュニケーションができていれば、普段よくしてくれているのだからと裁判に持ち込まれるケースはまれなのです。

福祉業界におけるコミュニケーションがいかに重要がこれでご理解できたのではないかと思います。

職員のスキルアップのためのセミナー受講の重要性は利用者の安全を守るためでもあるのだということを頭の隅に入れていただきたいと思います。




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1968年六月生まれ
倉敷市出身、現在は福岡市在住。
妻(あすか)と娘たち(猫二匹)と暮らしています。
高齢者福祉にたずさわって十六年になります。
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