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福祉事業所の管理者に求められる条件について③

2014.05.25 11:22|介護 福祉
皆さん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか。

ここ2,3日急に暑くなったとお思いませんか?福岡では最低気温が19度です!!
おかげで昨日今日寝不足です。体がまだ厚さに慣れていないんでしょうね。

今年はエルニーニョで冷夏になるとか、でも西日本より南は厚いということです。冷夏は北日本、東日本のみだそうです。
いやはや、暑いのは苦手なんですけどねェ~


それでは今回も本題とまいりましょう。

前回まで2回にわたって管理者に求められる条件について投稿してきました。
今回は、職員を採用する雇用面、人事について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

トトロの働いている事業所では、デイサービスセンターでボランティアとして活動していたスタッフがいます。
そのスタッフが、体験談として書いたものを以下に引用します。
職員をいざ採用しようとしても具体的に絞り込みが難しく、悩まれる担当者の方も多いのではないでしょうか。

私の知り合いに某病院の精神科のデイケアの管理者の女性の方がいます。
精神科のデイケアの人材の採用については具体的な決まりはあまりないそうです。

そこで、どのようなスタッフがおられるのかうかがったところ、「作業療法士」「心理士」「精神保健福祉士」「看護師」これらの分野、まんべんなく採用をして「デイケアのスタッフ」として働いてもらっているとのことでした。

この話をうかがったとき、なるほどな、と思いました。

人には不得意、得意、分野があります。「それぞれの、その道の専門職」をそろえることで、総合力としての向上を目指していると感じたのです。

これは高齢者福祉の業界の人事にも応用できるのではないかと思いました。


面接のとき、あらかじめ「得意分野、不得意分野」を聞くこと、それが、人材を活かす採用につながると思うのです。

採用後も、研修に時間をさく時間がなくとも、それぞれの新人の得意、不得意分野があらかじめわかっていると、色々な仕事に入ってもらうときの目安にもなりますし、フォローがしやすいと思います。

また、「離職率が高い」のも福祉の分野の頭が痛いところです。
私事ですが、母を「施設」に入れるとき、「熱心で離職率が低い施設」を幸運にも紹介していただいたことがあります。

施設に面会に行ったとき、母が「この施設は出入りが激しいみたいだ・・」と顔を曇らせていました。
それとなく職員の方に聞いたところ、職員さんはにこにこ笑って「そう言われるのも仕方ないですね。色々なシフトで職員が働いているので、お母様は勘違いされているのです。

ちなみに私は朝二時間、夜ニ時間のシフトです。あいている時間に資格取得の勉強ができているので、助かっています」
と、こう言われました。
ちなみにその施設の管理者も女性です。

前述の精神科のデイケア施設同様、様々な年齢、様々な個性の方が働いておられることが特徴で、シフトもきめ細かく、職員の事情にできるだけ対応しているようでした。
シフトについては、正規、非正規、とどちらも採用しているためできることだと思います。

また、福祉業界は表向きは「聖職」のように思われがちな点があります。
あらかじめそれなりの覚悟がいる、厳しい点もある職場でもあることを伝え、それなりの覚悟を決めて入ってもらう必要もあるのではないかと思います。

人間覚悟を決めたら、厳しい場面に直面しても、それを乗り越えようとするはずです。
そして乗り越えたらその経験が、これから福祉のプロを目指して入ってくる新人をフォローできる財産につながるとも考えられるのです。

色々書いてきましたが、採用に迷われたときの目安をお伝えしてしめたいとおもいます。
「笑顔が一番ステキな人」です。

最後は、「笑顔」、これにつきると思います。
いかがでしたでしょうか。この文章のトトロなりの見解については次回に譲りたいと思います。


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福祉事業所の管理者に求められる条件について②

2014.05.18 11:35|介護 福祉
皆さん、こんにちは。

ここ最近すっかり厚くなってきましたね。福岡では先週日中27度になりました!!

先週金曜日に佐賀に研修で行きましたが、それはもう暑いものでした。
佐賀県はクリーク(田んぼ)がありますからね、よけい暑いんですよ。

それでは今回も本題とまいりましょう。


先週は、介護事業所の管理者に求められる条件についてお話ししてきました。
今回もその続きを投稿していきたいと思います。

管理者に求められる条件として先週スタッフに心の余裕を持たせるということを言わせていただきました。
それと関連してなのですが、福祉の現場では離職率が他職種に比べてとても高いのです。

(製造業などは20%前半 それに比べ介護福祉業は35%半ば)

この原因は巷では給料が安いからと言われていますが、トトロは今までの勤務経験から、人間関係が多くかかわっていると思います。

どういうことかと言うと、職員同士のコミュニケーションがうまくいっていない→利用者との関係がうまくいかない(コミュニケーションがうまくいかない)→スタッフ自身に心の余裕がなくなる→利用者とのかかわりがますます悪くなる→スタッフとも気まずい関係になる→職員同士のいざこざが起こる→離職

という負のスパイラルが生まれてくるのです。

今までの勤務体験から、離職原因はこの人間関係がダントツ1位を占めているような感じがします。

さて上記の流れからも管理者に求められる条件がスタッフに心を持たせることがいかに重要かわかってくると思います。
このスタッフに心を持たせることはつまり接遇、対人援助、傾聴に結びついてきます。

傾聴と言うとスタッフタイ高齢者と言う印象が強いのですが、実はスタッフ同士の傾聴も含まれているのです。

前にも言いましたが、高齢者はスタッフを常に観察しています。
人生経験が長い分だけ、その人の心を見透かす力があります。

つまりスタッフ同士の関係(人間関係)がうまくいかないと、高齢者に見透かれてしまい、サービスをやめていく高齢者が増える、最悪の場合、経営そのものに悪影響を与えてしまうのです。

この例は少々極端かもしれませんが、管理者の方はこのことを常に肝に銘じておくべきでしょう。

管理者には、スタッフ全員をまとめるマネジメント管理力が求まれらると言います。
トトロもその通りだと思います。スタッフの技術のスキルアップ、スタッフの待遇、危機管理能力、利用者、家族との対人援助能力・・・数えればたくさん管理者には求められる能力があります。


これらの中でも、今まで管理者に不足していることは、スタッフの待遇(特にスタッフに精神的余裕を持たせる)ことだとおもうのです。

では、心に余裕を持たせるためにはどうすればいいのか。
それはずばり、会話でしょう。

つまりスタッフをいたわる会話と言ったほうがいいかもしれません。
人間関係が悪くなるということ、精神的に余裕がなくなるというとは、何かしら悩みを抱えていることが多いものです。

管理者はこのことを意識して積極的に気軽に話し合う場を設けることが必要だと思います。
それも会議室などの改まった形式ではなくて、飲み会などで気軽に雑談できる環境を作るとか。
そこで、悩みがあれば、聞いてあげる箏、これが管理者にはもt路目られているのではないかと思います。

そのためには管理者自身の傾聴スキルが求められているのです。


次回は、もう一つの管理者に求められる能力(スタッフの雇用)について、実際にデイサービスとして働いている体験記を取り上げ皆さんと一緒に考えていきたいと思います。


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福祉事業所の管理者に求められる条件について①

2014.05.13 16:26|介護 福祉
みなさん、こんにちは。

もう5月も半ばですね。今日は福岡はなんと27度!! まさに夏ですね。

こうなったらアイスをほおばりたいものです(笑)
トトロはもともと甘いもの大好きですから!


さて、では今回も本題とまいりましょう。

今回は介護事業所における管理者に求めれられる条件について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

トトロは16年間、デイサービスなどの福祉事業所で働いてきましたが、そこで管理者に必要な業務には2点熱ように感じます。

・介護職員等現場スタッフにお年寄りを長年生きてきた人生の先輩と思ってもらうこと
・介護職員等事業所のスタッフに心の余裕を持たせられるようにすること

いま、福祉の業界だけでなく他の業界でも”傾聴”ということがとても重要視されています。

またそれに関連して接遇ということも重要視されています。
大阪の”接遇の伝道師”が人気講師としてNHKに紹介されているほどです。


ヘルパーの研修では「お年寄りを大切にしましょう」とか「接遇は大切ですよ」とか耳にタコができるぐらい介教わります。
にもかかわらず、このことができていないのです!

何故だと思いますか?


それは介護スタッフ自身に心に余裕がないからなのです!

介護業界に入ってきた新人は、身近におじいちゃん、おばあちゃんがいたとか、もともとお年寄りと接することが好きで胸に希望を膨らませて入ってきます。

しかし、3か月もたつと慢性的な人材不足から、心に余裕がなくなり、自身の担当業務がまるでベルトコンベヤーでの流れ作業となってしまいがちです。

トトロは、介護業界での働き甲斐は高齢者との会話で自身の心が満たされることだと思います。
しかし、実際介護業界で働いている人で心が満たされている人は少ないような感じがします。
しょうがなくやっているというのが実情ではないでしょうか。


管理者(民間企業でいうと社長)はスタッフが働きやすくするようにまず心に余裕を持たせることが必要ではないかとトトロは思います。
心に余裕を持たせることにより、傾聴ができるようになり、コミュニケーションもできる、笑顔が増えるといった好循環が生まれるのではないでしょうか。

またこのことは離職率に歯止めをかけることになると思います。
介護事業所の離職率は、他の業種に比べ高く30%を超えています。(福祉業界以外では20%台)

次回も離職率と管理者に求められる条件の関係について考えていきたいと思います。





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Author:トトロ氏
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1968年六月生まれ
倉敷市出身、現在は福岡市在住。
妻(あすか)と娘たち(猫二匹)と暮らしています。
高齢者福祉にたずさわって十六年になります。
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