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認知症について⑦

2012.12.23 11:39|特集
皆さん、こんにちは。

寒い日が続いていますが、皆さんお変わりありませんか?

今朝はいつにもまして寒かったですね。
2人ともしばらく布団から寒くて出られませんでした。

それでは今回もトトロ氏に解説をお願いしましょう。




皆さん、こんにちは


寒いですね。今年はまさにホワイトクリスマスです。
福岡でも博多駅、福岡タワーなどイルミネーションがきれいですが、さすがにこう寒いと外に出る気にもなりません。


それでは今回も認知症について解説していきましょう。


前回までは、認知症の周辺症状と要因の関連性について解説してきました。
今回からは、実際に認知症の方がどう思っているのか、認知症の人の世界について解説していきたいと思います。



皆さん、認知症というとどんな印象をお持ちですか。

・ボケている

・本人には感情などない。

・だから少々手荒なことをしてもいいのだ。どうせ問題行動を起こすんだから・・・・・



確かに介護保険制度が始まった2000年当時、今の”認知症”という名前ではなく”痴呆症”というものでした。

この痴呆症という字、読んで字のごとく”ボケてあらゆるものを忘れる病気”と解釈できます。


この字のごとく当時は、認知症の人が思っていることなんてこれぽっちも研究されていませんでした。

だから、ボケていて、本人には感情などこれぽっちもないと思われていたのです。

そういう考えのもと、認知症利用者を問題のある人物、要注意人物とぞんざいな扱いを受けてきたのです。



しかし、ここ5,6年認知症の爆発的な増加とともに次第に認知症の内面についても研究が進み、次第に明らかになってきました。


では認知症の人が語る世界とはどういったものでしょうか


ここに一つの有名な文献があるのでご紹介しましょう

これはクリスティーン・ブライデン「私が私になっていく」という文献からの引用です。



「私たちがより感情の世界に生き、認知症の世界に生きることが少なくなっているので記憶に残るのは

何を言ったかではなく、どんな風に話したかしたか
ということだ。

私たちには感情はわかるが、話の道筋はわからない。

あなたのほほえみ、あなたの笑い声、私たちに触れるあなたの手を私たちに通じるものだ。共感することが私たち

をいやしてくれる
。ただ、あるがままの私たちを愛してほしい、そばにいてほしい。

私たちは言葉よりもあなたがそばにいてくれること、私たちと思いを分かち合ってくれることが必要だ。

私たちの感情と精神はまさにここにあるのだ。あなたが私たちを見つけてさえくれるのなら!





この文献から言えることは次の通りです。

・話の内容はほとんどわからない。

・しかし言葉ではなく、感情だけが残る

・あたしが私でなくなっていくことが怖い、恐怖を感じる。

・症状が進んでも「寂しさ」「悲しさ」「喜び」「怒り」などの感情は残る

・なんでこんなややこしい病気(認知症)にかかってしまったんだろうという苛立ちだけがが残る


ここで皆さんにわかっていただきたいことは認知症という厄介な病気にかかってしまったことは本人もしっかりと分かっていることなのです。そして、感情もしっかりあるということ、だけども話のあらすじ、日常生活にかかわる手順がわからないというだけだということを忘れないでください。


次回も、認知症の人の世界について、有名な文献をご紹介しながら考えていきたいと思います。




今年のブログは今回が最終回、次回来年は1月13日から開始します。
今年、ブログを開始しましたがたくさんの方に見ていただいているようで、トトロも非常にうれしいです。
ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。












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認知症について⑥

2012.12.16 10:33|特集
皆さんおはようございます。

早いもので今年も残り1か月切りましたね。
皆さんにとって今年はどんな年でしたか?

今年は事件、事故がとても多い年でした。
来年こそは事件、事故がない穏やかな年になることを願うばかりです。


それでは今回もトトロ氏にお話ししてもらいましょう。




皆さん、おはようございます。


もう少ししたらクリスマスですが、今年はなんか気のせいでしょうか。
ケーキの宣伝がとても少ない気がするのですが・・・・
世の中不景気だということがこれからもわかりますね。


それでは今回も前回に引き続き認知症のことを解説していきましょう。




前回は、認知症の周辺症状とその要因の関係についてふれてきました。

今回も、前回の続きを解説していきたいと思います。



認知症の周辺症状には前回お話しした通り沢山ありますが、その中で代表的な周辺症状

・攻撃的言動・拒否

・妄想

・幻覚

・俳諧・帰宅願望

について関係要因及び対処法について解説したいと思います。



攻撃的言動・拒否

この症状は読んで字のごとく、他人に対して暴言的な言葉を吐いたり、拒否することです。
この症状は主に自分をとりまく事態の展開に対してうまく理解できないことから不安感・恐怖心を感じその反応としてこのような結果が生まれると考えられています。また脳の細胞変化により性格が変容することで暴力行為が出現することが考えられます。

関係要因とその対処法は次の通りです。


職員側の言動に課題がないか接し方を徹底的に見直すこと

本人に「味方」であることを伝える。

攻撃的言動の背景にある不満、怒り。恐怖・恐怖・過去の悔しさが暴力に出てくること多いのでその原因を探ることが大切

無理強いをさけ、時間をおいて落ち着いたところで再び声をかける



妄想

妄想とは現実には起こっていないことを起こっていると確信する考えのことです。
代表的なものに「もの盗まれ妄想」があり、自身の欲求が満たされないこと(話を聞いてほしい、頼りにされたい、自分自身も社会的役割がほしい、聞いてほしいなど)を身近な人を攻撃することで解決しようとする「自己防衛感情」という機能が働いているものと考えられています。また環境も大いに関係しています。



関係要因とその対処法は次の通りです。


否定したり、説得しないこと

ないという事実を受け止めて一緒に探す

日ごろから物をしまう場所などを観察把握しておく

なるべく本人自身が探し出せるように導く

妄想は何もすることがないと出現しやすいことを理解し、日中の時間の過ごし方を豊かにする(作業に集中させる)

部屋を明るくする、壁のシミを取っておく



幻覚

実際にないものがあるように見えたり(幻視)、聞こえないものが聞こえる(幻聴)など頭の中で思い浮かんだものが現実との区別がつかなくなることで起きます。、これらは不安や寂しさなどの精神的な要因から起こるのではないかと考えられています。


関係要因とその対処法は次の通りです。

誤認つながるような環境(光・影・壁のシミ等)を排除する

不安・恐怖・困惑を感じているサインを早めにキャッチし、なるべく独りにしない。

発症時は短時間でもゆっくり寄り添う時間を確保する

発症時は場所を変え刺激的な音や光を避けて静かな環境でしばらく過ごす(とくに大きな音や人口の光は大敵です。なるべく自然光を取り込み、穏やかな声で話しかけてください)



徘徊・帰宅願望


徘徊とは「目的もなくうろうろと動き回る行動」を言いますが、実際には何かしらの目的・理由があり、その目的に向かっていこうとする行動であるととらえることが重要です。
周囲の状況が理解できず、どのように行動してよいか、判断がつかないため歩き回る場合や、当初は目的があったのに歩き回ってるうちに差からなくなっている場合、便秘などの身体的要因や、今ここにいるということになじめない居心地の悪さ、充実感を得られない生活など、精神的要因が引き金となっていることが多いです。


関係要因とその対処法は次の通りです。


徘徊を意味とある行動だととらえ、その目的を理解できるようまずは制止したり、困った表情をせずに可能な限り一緒に構想してその背景を考える

徘徊に至る要因(排せつなどの身体的状況や精神的な不安、環境の不備)を探る

人間関係(利用者・職員など)の調整をし、本人にとって居ごこちの悪さを解消する

今ここにいる意味や目的、本人の楽しみや役割が見いだせるような過ごし方を支援する

行方不明などリスクに備え、服装の確認、連絡先の携行など事前対策を講じておく


以上代表的な症状とその要因の関係、また対処法をお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか。

周辺症状とはは自分で何とか克服・対処しようとする姿であり・又私たちに何かを伝えようとするメッセージなのだということを忘れないでください。




次回は認知症の人の気持ちについて解説していきたいと思います。












認知症について⑤

2012.12.09 14:40|特集
皆さん、こんにちは。

今日は一段と寒いですね。
福岡市では今日朝から雪が舞っていました。

今年は去年以上に寒い気がしますが、皆さん体調管理は大丈夫ですか?
しっかり、寒さ対策でこの冬を乗り切りましょう。


では今回もトトロ氏に解説してもらいましょう。




こんにちは、トトロです。


今回も前回に引き続き、認知症に関してお話を進めていきます。

前回は、認知症の具体的な症状についてお話ししましたが、今回は症状とその要因の関係についてお話を進めていきたいと思います。

前回のお話で認知症の症状には以下の2種類あったことをお話ししたと思います。


・中核症状

・周辺症状(BPSD)

周辺症状は、その発症要因発症の度合い(発症するかしないかも含めて)大きく関係してきます。


その要因とは以下の3つに分かれます。

1.身体的要因・・・・・・便秘、発熱、身体的症状、疲労、睡眠不足、薬の副作用など

2.心理、社会的要因・・・不安、孤独、恐れ、抑圧、過度のストレス、苦しみ、悲しみ、死への恐れなど

3.環境的要因・・・・・・不適切な環境刺激(音、光、影、風、空間の広がりや圧迫)


つまりこれらの要因を1つでも取り除くことだけでも、周辺症状(BPSD)は減少するのです!



え!!って驚かれるかもしれません。

確かに認知症という病気は脳に異常をきたした病気ですが、完治まではいかないまでも、ある程度これらの要因を取り除くだけでも、かなりの確率で症状が治まったという報告はよく聞きます。


例をあげましょう。

周辺症状の中に幻視、幻聴というのがあります。これは実際にないものがあるように見えたり、聞こえるはずもないものが聞こえてくるというものです。

例えは、「ベットの横に誰か男性がいる」とか「蛇がいる」というものが幻視の代表的なものです。

これらが、起こる原因は誤認につながるような環境(光、影、壁のシミ等)がそうさせていることが多いのです。



幻視、幻聴を減少させるには

・部屋に入ってくる光を多くする。

・部屋に入ってくる影をなくす。

・部屋の壁にできているシミをなくす。



これらを実行することで幻視は、少なくとも次第に減少してくるのです。

もし、今実際に認知症の方を介護されていらっしゃる方がいれば、この周辺症状と発生要因の関係を知っているだけでも、かなりストレスが軽減されるのではないでしょうか。

次回も今回に引き続き、周辺症状とその要因の関係についてお話を進めていこうと思います。

認知症について④

2012.12.02 10:52|特集
みなさん、おはようございます。
いかがお過ごしでしょうか。

もうすっかり冬ですね。

今週は、福岡では最高が10度を下回る日があるとか。
以前の天気予報では今年の冬は暖冬といっていましたが、厳冬になるらしいです。

それでは今回もトトロ氏にお願いしましょう



皆さん、おはようございます。

すっかり寒くなりましたが体調はいかがですか?

日によって寒くなったり暖かくなったり。。。
急な体調管理には十分注意してくださいね。




それでは今回も前回に引き続き認知症について説明を進めていきましょう。




前回は、認知症について症状について解説したと思います。
今回は、別の視点から症状についてみていきましょう。専門用語がどんどん出てきますが、その都度解説をしていきます。



認知症にはおおむね次の2つに区別されます。

■中核症状・・・・・・・・・認知症になったら必ずあられる症状

■周辺症状(BPSD)・・・・・・認知症になったからと言って必ず出現する症状ではない、個人個人で出現に差が出る


まず中核症状ですが、これには専門用語でいうと一時的要因(器質的性変化)といいます。つまり脳組織が死んでいき、今の医学では治療困難つまり、症状の改善が見込めない症状となります。


具体的な症状は以下の通りです。


・記憶障害・・・・・新しいものが覚えられない、以前のことを思い出せない。しかし、昔体験したことは鮮明に          覚えていることが多い

・実行機能障害・・・段取りができない、計画が立てられない。
          例えば、調理一つをとっても料理に応じた材料は何か、調理器具を判断し、使用方法が理解          できない、包丁の握り方・切り方を判断できない、水加減を調整できない・・・などです。

・失行・・・・・・・服の着方や道具の使い方がわからない

・換語困難・・・・・物の名前が出てこない

・失認・・・・・・品物を見てもなんだかわからない

・見当識障害・・・・自分が今どこにいるのか、今日は何日かなど自分と周りの状況を理解できない




次に周辺症状についてみていきます。この症状は個人個人で出現差があり、周辺の環境改善で改善することが多いのです。代表的な症状は以下の通りです。

・もの盗まれ妄想・・・・・財布や着物を盗まれたという

・不眠

・徘徊・・・・・・・・・目的もなく歩き回る

・異食・・・・・・・・・食べ物以外のものを口に入れる

・誤食・・・・・・・・・目の前にあるものは何でも食べてしまう

・攻撃的言語・・・・・・些細なことで声を荒げたり手をあげる

・幻視、幻聴・・・・・・実際に見えないものを見える、聞こえるという



いかがでしたでしょうか。認知症の症状といってもたくさんあるのです。

次回は認知症の症状である周辺症状についてもう少し掘り下げて解説するとともに、周辺症状を生み出す要因、さらにはその要因と周辺症状の改善策との関係について解説していきたいと思います。






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1968年六月生まれ
倉敷市出身、現在は福岡市在住。
妻(あすか)と娘たち(猫二匹)と暮らしています。
高齢者福祉にたずさわって十六年になります。
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