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介護サービスとメンタル面向上②

2015.02.07 11:35|あすかの小部屋
皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

昨日、四国で強い地震があったのをご存知でしょうか。
ニュースでは、南海トラフの影響があるとかないとか。
地震に見舞われた方の今後のトラウマが心配されるところです。

さて今回も本題に参りましょう。
今回も前回につ続いて「介護サービスとメンタル面の向上」の続きを投稿していきます。

今回もあすかがお届けします。

私は、母の為に、介護保険ができて二年目という早い段階で利用の検討をせまられました。

普通は、病院在中のスタッフがケアマネさんを紹介するものですが、自宅が病院の「管轄外」だったため退院の期日まで申請から、サービス開始までの手続を自分がしなければならないことになりました。
まだ、当時は新しいサービスでしたので、頼りになるもの・・本やネットの情報も一切なし。とにかく、役所に行って事情を話して、詳しく教えてもらうしかなく。保健所にも行きました。

サービスを知りたいという市民の相談には、忙しいお役所でも案外親切に教えてくれるものです。
分からないところはとにかく徹底的に質問しました。

もし、分からない、と思うことがあれば、遠慮なく「法律を運用する当事者・・役所、保健所」に行って詳しく教えてもらうことをお勧めいたします。
「市民に接する職員」ほど徹底的に「研修」を受けているので、質問が明確なら分かりやすく説明してくれます
一番的確でお金もかからない方法です。

話がそれましたが、とりあえず、「ケアマネさん」が必要なので、このリストであたってください。
と職員の方に言われて「リスト」をもらいました。
アドバイスとしては、「家」から近いところがよい、ということでした。それで、ケアマネさんを探して、サービスの利用まで、なんとかこぎつけたのですが。

ケアマネさんという方は、経験からいえることは、当時は年配の看護師さん出身の方が多く、とにかく「サービスの枠ぎりぎり」まで、利用させようとしていたことでした。

つかわないと損だ、ということを強調してくるので、困ることも多い。母には必要ないサービスもあるのです。
しかし、二年目という浅い段階では、ケアマネさんには何もいえなかったのが実情です。

現在、在宅で介護保険を使って介護されておられる方に、ケアマネさんがどのような接し方やポリシーで動いておられるのか、質の向上をかかげているところをみると、ケースバイケースではないか、と感じています。さほど開始直後当時と変わらない残念なケースもあるということです。

「介護者」「利用者」の利益で動くことも大事だけれど、目線は「自分がかかわることや関係先などの利益」に向く傾向もあるということは、残念ながら否定はできません。

利用家族にとっては、ケアマネさんが「命の綱」といえるほど、大切な唯一の相談先ですが、ケアマネさんにとっては、家族は、担当の中のひとつ、という場当たり的にならざるおえない環境です。
なので、そういう目線になることも仕方ない状況でもあるのが現状です。

この認識のずれが、ケアマネさんの質の向上をはばむ要因のひとつではないでしょうか。
また、そういう環境の改善も急務です。

たしかに自分が経験や知識もある、という現実から、どうしても「こちらとしては、このほうがよいサービスだ
とおもう」とケアマネさんは思うのでしょうが、家族の気持ちや意見を最大限活かしたサービスを提供してほしいと思っているのが相談する側の本音なのです。

しかし、家族は情報が乏しくころころ制度も変わるので、「嫌われないように」という心理から多くは苦情をいいたくなっても、我慢して口を閉ざしたままです。

私の体験でも、あまりにひどい、ということがあり、苦情を入れたところ、突然担当のケアマネさんが変わりまし
た。私の担当が嫌になったからおりた、というものです。

おりたケアマネさんは、当時、人事もなにもかも会社内で担当していることを知っておりましたのでびっくりもしましたが、何かされるのではないかという恐怖感すら感じ、「はむかったら、何をされるか分からない。
もうなにもいってはいけないのだ」と思い、結局それがひきがねのひとつになって自殺未遂という最悪の展開になってしまったのです。
結局その際の対応は、もとのケアマネさんがなさったと後から身内から聞かされました。

ケアマネさんの家族へ対応に関するアンケートの実施も今後は手段としてはあり、ではないかと思います。

いずれにせよ、ひとを活かすも殺すも、制度ではなくて、ひとだ、ということ。
この現実を忘れないようにしなければならないと感じています。

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介護サービスとメンタル面向上①

2015.01.31 10:04|あすかの小部屋
皆さん、おはようございます。

最近寒い日が続いています。またインフルエンザの流行も最盛期を迎え、気を抜けない日々を
過ごしておられる方も多いのではないでしょうか?また、花粉症もそろそろ対策が必要な時期です。
何事もないよう、乗り切っていきたいですね。

それでは、今回も本題に入りましょう。
今回もあすかがお届けします。

さて。
福祉の世界では本年は「法律の改正」で、様々な対応におわれる一年です。
どの年の改正でもいえることは、「質の向上」が必ず、かかげられているということですが、しかし、「質の向上」といわれて、具体的に思いつくものとすればなにがあげられるでしょうか?
「教育の質の向上」が一番頭に浮かぶのではないかと思います。

しかし、質の向上に必要なものは「知識」ではない、と、私は感じています。
知識はインターネットが発達している現在では、「検索」で簡単に手に入れることが可能だからです。

それでは何か?
感性(メンタル)の向上です。人柄の向上といいかえることもできますし、想像力や俯瞰的で客観的なものの考え方ができるようになること、ともいいかえられるでしょう。
鍛えるべきところで大切なのは、ハードではなく、ソフト面なのです。しかし、メンタルの先生といっても浮かばないよ、と言われる方も多いと思います。

メンタル面の向上の教師はひとえに「現場の利用者」であり、「介護家族」につきるのではないかとおもいます。
また、日ごろ接している人々全てが、かけがえのない「先生」なのだということ。
ひとを育てるのは、結局は、ひとだということ。
ともすれば「業務」のみに追われて、忘れかけているのが現状ではないでしょうか?

たとえば、「売上の上がらないお店」の質の向上には「顧客アンケート」がしばしば使われるように、居宅ならば、「利用者家族」に「アンケート」を行うということも、時には必要ではないでしょうか?

苦情や要望にこそ、「向上」の種が沢山あるからです。家族としては、身内がお世話になっている以上、不満があっても、なにかあれば、追い出されるのではないかという気持ちから、なかなか本音がいえないのが現状です。
その本音は、時として「教師」となり、スタッフを育てる糧になり得ると思うのです。

また、アンケートを行うということは、決してマイナスではありません。利用者家族としては、日ごろ抱えている
自分たちの思いを聞き入れて、改善する意思があるところでよかった、という信頼感につながりやすく、普段スタッフが気づかなかった様々な事が見えてくるひとつの手段になり得るものだと思います。

今回、ケアマネさんの質の向上も法改正により盛り込まれておりますが、ケアマネさんが接しておられるのも「利用者家族」です。

この続きに関しては次回に譲りたいと思います。


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ストレスと相手への思いやり

2015.01.24 11:10|あすかの小部屋
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

今年、九州は穏やかな気候です。今日、明日は13~16度でぽかぽか陽気のようです。
これだけ、暖かいとどこかに出かけたくなるのはトトロだけでしょうか。

しかし反対に、東北、北海道は吹雪が大変です。
早く収まることをお祈りいたします。

では早速本題に入っていきたいと思います。

今回もあすかがお届けします。

最近沢山の方々と交流させていただく機会を、昨年いただきました。

私事ですが、その方々の出会いを通じて、「自分の中心」、「自分にとっていちばん大切なものは何か」、ということをさんざん考えさせられました。

であった方々は、異種業ですし、境遇もそれぞれ違います。なので、時にはぶつかることもトラブルもあったのですが、本当に良かったと思えたのは自分が「福祉」という分野に携わっているありがたさでした。

それは、自分がどんな境遇であっても、常に「痛み」を「悼み」を教えてくれる方々がおられるということです。
常に、福祉という分野は精神的にも向上していける分野ではないかと、あらためて思いました。

しかし、それは古い付き合いでも、すくなからずあるものだと思います。こんなことがありました。
昨年の年末のことです。

古い付き合いの友人がいて、精神病の患者です。精神的に病んでいる、ということは、いわゆる普通の人からいえば、「差別の対象」になってしまうわけです。どうしても、差別をさけるために、付き合いも限られてきますが、友人は幸いにも普通の生活をしており、今、社会復帰に向けて頑張っています。

家族の理解に恵まれているので、比較的病状も安定しており、付き合いも自然と長くなっております。
最近、社会に近い「作業所」で働いているのだと聞かされ、とても充実している様子だったのですが、何かの拍子に、二人の共通の趣味の話になり「最近私がショックだった」という話を友人にしたのです。
しかし、スルーされてしまい、とても戸惑いました。

今までの作業所では、いろいろなことがあったそうです。今はストレスフリー自分がいわゆる「幸せ」だと、極端に言えば「ひとがどうであれ、どうでもいい」わけなのだと思いました。
しかし、それは誰もが一度は経験している事だと思います。

いつもなにかしら心身に痛みをかかえ、問題に直面している方に接していると「本当にじぶんにとって今最優先課題、大切なものは何か?」ということを常に突きつけられている状態ですので、ストレスがかかる反面大切なものを見失うリスクは他業種にくらべて少ないのではないかと思います。

人それぞれだと思いますが、過酷な現場に携わっているからこそ「はかりしれない恩恵」も対価としていただける。本当に今それを実感しております。



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PM2.5の影響

2015.01.18 11:59|あすかの小部屋
皆さん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。

今年初めての投稿です。
昨年は、沢山の方に読んでいただき本当にありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

さて、今回はあすかの小部屋をお届けします。

この頃pm2.5・・・(超微粒子)が、世間でもとりあげられるようになりましたね。
私は、ずっと土壁の家に住んでおりましたが、最近まではなんともありませんでした。

しかし、ここ数年、「pm2.5」によって、年に数回ダウンするようになりました。
はじめは、風邪かな?と思っていたのですが、お医者さんの診断では、pm2.5が、アレルゲンとなり悪さをしているそうです。

なので、体調が悪いときはすぐ、「風邪薬・・・総合感冒薬」を飲まないほうが良い、と注意を受け、念のために必ず、平熱であればこそ病院に行くように(内科でよいそうです)言われました。
(のどの痛みがあるのに、平熱のような場合)

また、アレルギー症状(喉の痛み・炎症・だるさ等もそのようです)から喉なら喉の炎症だけを治療するお薬を処方してもらわないといけないそうです。

最近パソコンで「pm2.5」の飛散状況等みたのですが、全国に広がっていて九州だけではないようでした。

また一旦アレルギーをおこしたら、どんなに微量でも少なからず影響を受けるのだそうです。高齢者の方は注意が必要だと感じました。

たとえば声がかれたり、耳が突然かゆくなったり、些細なことですが、それもPm2.5の影響です。(小さなアレルギー反応だとのこと)

また、九州は火山の影響で灰が風に乗って飛散しているのでなおさら。

高齢者のお宅や施設等できるかぎり「空気清浄器、加湿器」の備えを万全にしておくべきではないかと感じました。
現にある県では「空気清浄器、加湿器の備えに関する」通達をだしているとも聞きました。

どうぞ万全の備えでこれからの季節を乗り切ってゆかれますように。
この体験をシェアしていただけたら幸いです。


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人材育成と教育②

2014.12.24 10:43|あすかの小部屋
皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
今日はクリスマスイブですが、どんな御用邸が入っているでしょうか。

昨日久しぶりに2人で博多の街に繰り出しましたが、イルミネーションが少ないような気がしました。やはり不景気だからしょうか。
町全体がクリスマスの雰囲気ではありませんでした。

今回はちょっと早いですが、今年最後のブログをつぅっていきたいと思います。

前回は、「人材育成と教育」と題して、つづっていきました。
今回もあすかが担当させていただきます。

私は、若い友人が沢山います。色々な業界にいます。みな、なぜか、私を頼るのです
親も、先生もいるはずなのに、苦しいとき、寄ってくる子が多いのには戸惑います。

いつもは、好き勝手しています。こちらも忙しいのだけど、遠くでしっかりみて、はいます。大人の私を友人として慕ってくれる以上、責任も多少あるので。(親御さんは遠方)

若い人の共通点として、教え方ですが、恥をかかせたり、責めたりはいけないと思います。

いたらないところはひそかにそっと、教えてあげどうするとうまくいくか、をナビしていくということを優しく、うまく、伝えると、素直な感受性で、吸収して、本当に伸びてゆくことを、実感します。

あすかさんの話だけは素直に入るんです、といわれることは嬉しく思います。が。若い人はただ、よく、わからないだけです。わからないから、迷うだけです。

わからないなら、わかるように、適切につたえないといけない。いたらないのは、こどもではなく、ちゃんとナビできない大人が悪い。
教える責任がある、おとな、親、教師、が、悪いのではないでしょうか。

手間をかけないのです。ただ、詰め込む。知識だけ、だーっと。あとは卒業して、「就職」してね。それだけ。「就職」さえしてくれれば、後はしらない。手間をかけると、素質がある子は、かならずいるのですから、
本当のプロに、自然と育つものです。どんな業界もそうです。

経験から話しております。(20代~30代後半までの若い友人多数)理想論ではないことは、多少でいいので、ご理解いただければ幸いです。

高校で、大学で、伝えるべきことは、「知識」より「人生について深く考える機会を与える」ことではないか、と思います。なぜなら自由になる時間は学生の時しかないからです。卒業してからは、もう余裕もない大変な大人の世界なのですから。

ひととして、どうあるべきか?本当に大切なことは、「お金をもらうこと」だけなのか?
本当は家庭で教わることでしょうが、福祉科なら、なおさら、「人格を磨く」ことに重きをおくことです。本当に大切なことはなにか。をきちんと伝えていくことです。

知識はあまりいらないとおもいます。いくらでも、いつでも学べます。「福祉科」をかかげる高校なら、ほんとうの「プロのたまご」を育てないと責任放棄だと思います。だって、お金をいただいているのです。それで食べていくのは、先生たちです。

以上、雑感になりましたが、若い人もよさがあるので、可能性をつむことだけはしてはならないと、日々感じています。


いかがでしょうか。考えさせtられる内容だったと思います。


今年のブログは今回でおしまいです。
今年もたくさんの方に読んでいただいたようで本当にありがとうございました。
トトロ、あすかともども感謝の念でいっぱいです。
特にパーキンソン病に関する投稿は、読まれている回数が多いようです。
逆に言うとそれだけ、情報がなくて困っていらっしゃる方が多いということを裏づけている証拠でもあるのです。

来年も、皆さんにお役にたつ記事を書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

来年が皆様にとって実りある年になりますように


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1968年六月生まれ
倉敷市出身、現在は福岡市在住。
妻(あすか)と娘たち(猫二匹)と暮らしています。
高齢者福祉にたずさわって十六年になります。
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