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介護の現場で

2013.05.12 10:31|なるほど豆知識
皆さん、おはようございます。

5月になって初めてのブログです。
皆さん、ゴールデンウイークはどのように過ごしましたか?
福岡では博多どんたくに200万人の方が集まったとか。


大型連休が終わった途端、急に気温が上昇してきましたが、皆さん体調管理には十分ご注意ください。



それでは早速本題に入っていきましょう。


今回もあすかがお届けします。

母の入院生活が長かったため、また色々なところでお世話になったため介護士や看護師のみなさんと接する機会がとても多かったです。
介護士、看護師のみなさんで「困った患者さん」に頭を抱えている方が一人は必ずいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方にお勧めのTVがあります。
NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」です。


知らない一般人の方のガードをといて、「知りあい」になってしまう鶴瓶さんの話術に注目していただきたいのです。


たとえば、入浴を嫌うお年寄りがいるとしましょう。
時間がないのは分かってます。
時間通りにしなければいけないことも承知のうえです。


お年寄りに「お風呂の時間です。用意するよ」それだけ真っ先に、つたえていないでしょうか?

お年寄りだって、ただ寝ているわけではなく、心ではいろいろ思っているわけです。
決まりとはいえ、忙しそうに突然きりだされたらどう思うでしょうか?
いつもの決まりとはいえ、認知症の方だと覚えていないこともありえるからです。

プライドが高い方なら「上から目線でけしからん。ぼけてるとおもって!」こう反応するかもしれません。


そんなとき、ふっと頭を切り替えて優しい笑顔で三十秒でいいから「雑談」してみてください。

「おばあちゃん気分はどうですか?このところ寒かったり暑かったりして嫌ですねえ・・
おばあちゃんはどっちが好き?私は暑いのが嫌でねえ」できるならこのくらいの長さ。相手が反応したら、
それから、「寝汗かいていませんか?今だったらお風呂もゆっくりできるから入ってみませんか?さっぱりしますよ。血圧はかってみましょうか」



こんな風にゆっくりきりだしてゆく。嫌がるようだったら無理強いはしないことです。
そのかわり、「では、きもちわるいとこだけ、綺麗にしましょうか。体ふかせてくださいね、気持ち悪いところだけでいいから。教えてくださいね」
体を拭かせてもらえたら、ワンステップ階段をあがったことになります。

寝たきりのお年寄りに囲まれて入院していた母が、「大切に扱われているかくらいぼけててもわかる。きちんとした人にはいう事聞いてるよ、あのばあちゃんも」こうよく言っていました。


ちなみに30秒の雑談を、落語では「まくら」といいます。


いわゆる「心理的な誘導」というわけです。

以上豆知識のコーナーでした。
お役にたてたら幸いです。



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ブラック企業について⑤

2013.03.17 08:12|なるほど豆知識
みなさん、おはようございます。


2週間ぶりの投稿ですね。ご無沙汰しています。

今、花粉が最盛期を迎えています。
花粉症の人は大変だと思いますがもう少しの辛抱です。

このところの暖かい気候で福岡ではもう桜の開花宣言が出ました。
今年は23日頃になるとか。例年より1週間以上も早いです。

PM2.5の飛散がその頃少なければ花見に行けるのですが・・・・


それでは今回もトトロ氏にお話ししてもらいましょう。




みなさん、おはようございます。

急に暖かくなってきました。東京では最低・最高の気温差が15度近くもあるとか。
気温変化に体がついていけない人もいらっしゃると思います。
体調管理には十分注意してくださいね。



それでは今回もブラック企業について皆さんと一緒に考えていきましょう。

今迄4回に分けてブラック企業を見分けるポイントを考えてきましたが、どうでしょうか、少しは参考になったでしょうか。

もう一度ブラック企業を見分けるポイントをまとめておきましょう。

●面接時間

●面接場所

●面接時に事前準備ができているか

●面接開始時に面接担当者が名刺を渡してくれているか

●面接時、自分の担当する職務内容をチキンと説明してくれるか

●面接担当者が応募者と話すとき、きちんと応募者の目を見て笑顔で話しているかどうか。

●面接の終了まじかのお決まりの質問「何か質問はありませんか」と言ってきた時の応募者の質問項目について

   ①既存の施設、事業所応募の場合
   「HPで基本理念は○○とありますが、そのことに関してどういう方針でこの介護事業をされているのかもう      少し詳しくお話しいただけないでしょうか」
    「また利用者にこの施設でどのようにお過ごしていただきたいとお考えなのでしょうか」

   ②新規に立ち上げたばかりの事業所、施設
    「今まで○○という業種でしたが今回なぜ、この福祉事業に参入しようとされたのですか」

●福祉施設の場合、施設見学での利用者の様子、スタッフの業務ぶり


これらのチェック項目で大体ブラック企業か、そうではないかが見分けることができると思います。



ところで、今の就職事情は、世の中が不景気であることも相まって企業側が人材を選ぶことに慎重になっているせいか、書類選考にさえ通らない、中には50社書類を送っても、1社も選考に通らないといわれています。

しかし福祉の世界では、他業種と違い、応募者が少ないせいか、そういったことはあまりないのではないでしょうか。
それでも、書類に通らない、面接さえも読んでもらえないとなると次第に落ち込む方も多いのでしょう。


書類選考に通らないといったケースの場合、次のケースが考えられます。


ケース1
新規事業所なので本来の業務以外のことをしてもらうため、応募者の性格からして向いてないのではないか
(一番多いのは、利用者を集めないといけないため、営業回りをすること)


ケース2
給料、交通費、勤務時間など物質的なことを勘定に入れると、ちょっと無理なのではないか


ケース3
この人がウチ(自事業所、施設)に入ったら、周りの人(利用者、スタッフ)と調和を保てないのではないか


ケース4 
この人(応募者)は、自分(面接担当者)から見て、福祉に関して詳しい、だから周りから見ると自分(面接担当者)が劣って見えてしまうのではないか。
立場上、この人(応募者)の上司になるのに・・・・
もしこの人(応募者)がウチ(自事業所・施設)に入ったら自分(面接担当者)は面目丸潰だ!
ええい、落としてしまえ!!


ケース5 
この人(応募者)とはなんか相性が良くないなァ~この人と仕事するのは嫌だ!!



上記のケースの場合、ケース4と5は論外です。こういった事業所(施設)では将来必ず事業が傾く、もしくは事業全体が閉鎖に追い込まれるといっても過言ではありません。(ちなみにこのケースはブラック企業がやることです。)

いかがですか。びっくりされる方も多いと思います。
書類選考、面接で落とされる・・・それはほとんどの場合ケース1~3だと思ってください。

なので、書類選考で落とされる、採用通知がもらえないというのは、多くの場合、たまたま応募先事業所との勤務条件が合わなかっただけなのです。
決して応募者の人格が否定されていないのでその点を取り間違えないようにしていただきたいと思います。

もちろん応募書類の内容があまりにも薄い、何を書いているかわからないといったケースから書類選考、面接がもらいえないことはあります。

何回か応募を重ねていくうちに、何が原因なのかがわかってくると思います。
選考に通らない場合、上記に記載したケースに当てはまらないか、冷静に考えてみて頂きたいと思います。




いかがでしたでしょうか。
5回に分けてブラック企業の見分け方についてご紹介してきましたが少しは参考になったでしょうか。



福祉の業界に就職を希望するとき、一番大切なのは他人を敬う心(ハート)があるかどうかです。

これからこれまで以上に人材重視の傾向が高まってくることは必至です。
この傾向は福祉産業も例外ではありません。


しかし、他人を敬う心がある人必ずと言ってよいほど良い事業所(施設)に就職を果たしています。

トトロも有料老人ホーム、ケアプランセンター・・・たくさんの事業所をに面接に行きましたが、応募書類の書き方に関してセミナーを受け何回も修正を繰り返し、相手に好印象を与えることも考えました。また就職活動メモを作成し、今までの活動履歴・気付いたことを書き込みこれからの就職活動に役立てる工夫を繰り返しました。
すると、大体5~6社で内定をいただいたような感じがします。


ですので、これから就職を希望される方は、例え思うように就職活動が進まなくても自信を持って応募に臨んでください。



次回は特集として1か月前にニュースになった長崎グループホームの火災事故とスプリンクラー設置問題を今の介護現場の現状と結びつけて考えていきたいと思います。



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ブラック企業について④

2013.03.03 14:42|なるほど豆知識
皆さん、こんにちは


3月になりずいぶん暖かくなってきましたね。
福岡では、最高気温が日中でも10度を下回らなくなりました。
次第に春に近づいているのがわかります。

しかし、これから花粉の飛散が盛んになります。これがPM2.5と結びつくと化学反応を起こして体に有害な物質に変化するそうです。花粉症など例年より症状が激化することも予想されているのでくれぐれもご注意くださいね

それでは今回もトトロ氏にお話し願いましょう。





こんにちは、トトロです。


ここ福岡ではずいぶん暖かくなってきてはいますが、東北、上越、北海道地方では豪雪になったそうです。

今年の特徴は例年と違い、日中でも気温が低く、降った雪が解けにくい上にまた雪が積もるものだから路面がアイススケート状態になっているということです。
この地域にお住いの皆さん、車のスリップ、転倒には十分ご注意ください。



それでは今回もお話を進めていきましょう。

前回は、ブラック企業を見極めるチェックポイントを述べてきました。

今回も続き、チェックポイントについてあげてみたいと思います。


●面接時、自分の担当する職務内容をチキンと説明してくれるか

これは当たり前と言えば当たり前のことです。施設(事業所)にとっては、仕事内容からミスマッチですぐやめられてしまっては、大きな損失につながります。したがって、常識がある施設(事業所)ならこういう説明をするでしょう。


●面接担当者が応募者と話すとき、きちんと応募者の目を見て笑顔で話しているかどうか。

これは非常に重要です。

皆さん、傾聴 という言葉をご存知かと思います。「相手の身になって話を聴く」ということです。

傾聴は高齢者福祉に携わる者にとって必要不可欠な姿勢と言えます。逆に言うとこの姿勢が身についていない者は福祉事業をする資格がない!とトトロは思っています。

面接担当者が相手の目を見て笑顔で話すこと・・・まさに傾聴が身についているかがこれでチェックできます。

これができていなければ利用者に不快感をを与えている、利用者が生き生きと生活していないことが容易に想像できるからです。



●面接の終了まじかになると必ずと言ってよいほど「何か質問はありませんか」と言ってきます。
その時、こういう質問にチキンと回答してくれるかをチェックしてください。


①既存の施設、事業所応募の場合

「HPで基本理念は○○とありますが、そのことに関してどういう方針でこの介護事業をされているのかもう少し詳しくお話しいただけないでしょうか」
「また利用者にこの施設でどのようにお過ごしていただきたいとお考えなのでしょうか」

②新規に立ち上げたばかりの事業所、施設

「今まで○○という業種でしたが今回なぜ、この福祉事業に参入しようとされたのですか」

この質問は、面接の場に慣れていないとかなり、勇気がいる質問だとは思いますが、ぜひこういう質問をしてみてください。
この質問を投げかけることでまともな考えで利用者のことを考えているか、それとも利用者をただの金づるとしか思っていないのかがわかってきます。

質問に対して面接担当者の言葉でスラスラスムーズに出てきたらOKです。

逆に、言葉に詰まる、何を言っているのかわからない、セールストークみたいなことしか話さない・・・というのであればその施設、企業は要注意と言えるでしょう。

信じられないかもしれませんがトトロが上記の質問をしたら「そんなの、わかっているでしょっ!利用者本位ですよ!ばっかじゃないの!」と逆キレされたことがあります。そういう施設は論外です!

●福祉施設の場合、施設見学ができます。

その際は利用者が生き生きと過ごしているか
スタッフがあわただしく、業務に追われていないか。

についてチェックしてください。

これらのチェックは、スタッフの働きやすいかどうかのチェックにつながります。


いかがでしたでしょうか。

参考になりましたでしょうか・・。

トトロは社会福祉士という国家資格を持っています。

ですので生活相談員として就職活動を進めていましたが、就職活動当時はブラック企業の見分け方なんて知らないものだから、入った途端、夜勤、介護業務をしっかりさせられていました。

詳しくはこちらを参考にしてください。⇒社会福祉士を目指す方へ

今現在、日本の介護現場では社会福祉士より、介護福祉士のほうが重宝されています。
理由は簡単、慢性的な介護職不足に陥っているからです。
社会福祉士として活動を目指されている方は、この点にも注意していただきたいと思います。

次回もブラック企業についての見分け方について皆さんで考えていきたいと思います。



トトロの仕事部屋はこちら

ブラック企業について③

2013.02.24 11:03|なるほど豆知識
皆さん、おはようございます。

寒い日が続いていますが体調はいかがでしょうか。

ここ福岡では昨日とうとう中国からの汚染物質(PM2.5)が、とうとう国で定めた基準値を超えました。
昨日はは福岡市中が煙っていました。
これからどうなるのでしょうか。まさかこんなことになるとは・・・・・

さて今回もトトロ氏にお話し願いましょう。




皆さん、おはようございます。


皆さんがお住まいの地域では大気汚染はいかがですか。

福岡市ではリアルタイムに大気汚染情報をホームページに公開しています。
これから朝一番にこのホームページを確認することが日常生活の一部になりそうです。
いやはや、困ったもんだ。


それでは今回もブラック企業について話を進めていきましょう。

前回までは、実際あったトラブルについてご紹介してきました。


今回は、このような企業に引っかからないためにどういう点をチェックしていけばいいのか、について解説を進めていきたいと思います。



実は応募について電話問い合わせの段階からチェックすることはできます。

それは初めに社名を名乗っているか、またこちらからの問い合わせに対してチキンと回答してくれるかである程度の見分けはつきます。

また声のトーンにも注意してください。こちらが不快な印象を受ける声でしたら、何か問題のある企業だと思って間違いありません。

ふつう施設(事業所)の固定電話から電話をかけてきますが中には携帯からかけてくる不届き者がいます!信じられないかもしれませんが、実際トトロはこういう企業にも引っかかったことがあります。

その他のチェック項目は次の通りです。



●面接時間
通常、午前中もしくは午後(午後4時まで)を面接時間に指定してくる事業所(施設)が常識ですが、中には業務が終わってから(夕方5時以降、もしくは夜7時など)などと指定してくるところもあります。そういう時は要注意です。

なぜか、お客さんと面談する時、夕方、または夜にするでしょうか?午前中もしくは午後からするはずです。

これは1日で早い時間のほうが、気分的にストレスが少なく正常な判断ができるからです。

ですので面接時間に夕方もしくは夜を指定してくることは、それほど人材を重要視していない、ただの使い捨てを荒探ししているのだということを自覚してください。


●面接場所
落ち着いて話ができるところ(会議室、応接室)で面接を実施してるかについても要チェックです。
介護事業所に限って言えば(施設の場合・・・会議室、応接室 訪問介護事業の場合、応接スペース)が該当します。

面接に来たといっても面接担当者から見れば、こちらはお客様です。
外部の者と面談するときロビーなど落ち着きのない、しかも会話の内容が漏れるようなところで面談を進めるでしょうか。

実際トトロも就活の時、施設のロビーで面談されたことがありました(結局そこは落ちましたけど・・・)


●面接時に事前準備ができているか
これは皆さん意外だと思われますが、事前にパンフレット、必要書類の準備、椅子、机のセッティングがきちんとできているかということです。

事前準備ができていない時はは、応募者を長い時間待たせることになります。
ちなみにトトロもこのようなケースに幾度もあってきました。

ふつう、お客さんを迎えるとき、何もなしにおもてなしをするでしょうか。それは非常識というものです。
ましてお客様を長時間待たせることは、失礼に当たります。


面接でも同様です。
応募者を長く待たせることはそれだけ人材を大切にしていない証拠だともいえるのです。


●面接開始時に面接担当者が名刺を渡してくれているか
これはビジネスでは常識のことです。
採用面接といえどもビジネスの商談と一緒です。
初対面の人に名刺を渡さないという箏はしないでしょう。


いかがでしたでしょうか。少しは参考になってくれれば幸いです。

巷では面接担当者によく見せるテクニック、就活活動成功のコツといったマニュアル本がたくさん出ています。
しかし、企業チェックに関して以上挙げたようなことは何一つ紹介されていない、こういう類の本が出ていないのが実情です。

施設(事業所)に応募する時は、同時に就職しようとする施設(事業所)をチェックする、その姿勢を忘れないでください。


次回も、ブラック企業の見分け方について解説していきたいと思います。


ブラック企業について②

2013.02.17 10:53|なるほど豆知識
皆さん、おはようございます。

寒い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか?
もう少しで春です。もうしばらくの辛抱です。
体調管理には注意しましょう。

それでは今回もトトロ氏にお話ししてもらいましょう。





皆さん、おはようございます。


寒い日が続いていますね。みなさん、毎日熟睡できていますか。

トトロは掛布団の調整がうまくできず、時たま寝れない日があります。
困りますよねェ~もう少し最低気温が上がってくれればと思います。



それでは今回も前回に引き続きブラック企業について話を進めていきましょう。
前回の解説でブラック企業のことは大体、理解できたと思います。

ここでトトロが体験した事例を以下に載せます。



今から10年近く前、トトロは福岡市のとある新規にオープンする有料老人ホームの事務職として採用されました。

この施設は以前学生寮でした。そこを小規模の有料老人ホーム(入所定員30名)としてリニューアルオープンするということでそこの事務職として採用されたわけです。



不信感を感じたのは勤務して2日目でした。


その時トトロは他のスタッフと一緒にオープン前の準備をしていました。上司からスタッフの名札(IDカード)を渡されたのですが、肩書が”介護スタッフ”となっているのです。

トトロはすぐその上司に尋ねました。「あの~、この名札、介護職と書いているんですけど~、介護職ではなく事務職として入ったんですが・・・・・」そう尋ねると「あ~あ、形だけだから・・・・」と軽くあしらわれてしまったのです。


その日はそれで終わりましたが。なんか変だな~と少々疑問に思ったことを覚えています。

しかしその次の日、スタッフの担当表を見ると、なんとトトロが入浴介助、週2回の夜勤の担当になっているのです!

なんで?なんで?と思いながら上司に尋ねました。

「どうして事務職として入ったのに、いつの間に介護職にさせられているのですか?面接時にそういう話は一言もなかったはずです!」

そう問い詰めると「いや~介護職といっても簡単だから、今入所している利用者が重症化したらここ(施設)から出っててもらうから大丈夫、難しい介護技術は必要ないから・・・」

トトロは言葉を失いました。「そういう問題じゃないだろ!あんたは利用者をただの道具しか思っていないのか!」
怒りがこみ上げてきました。

ココでももうやっていけない!そう判断したトトロは適当に理由をつけてその施設をすぐ辞めたのです。



今考えてもとんでもないことです。利用者をただの金ずるしか思っていない、しかも面倒なことには手を出したくない、楽して金を稼ぎたい そういう考えが見え見えです。

このケースに関しては10数年前のことですが、いまだに自分と違う職種に就かされてしまうことが多いようです。


なぜこのようなケースが発生してしまうのか。
それは面接時にチキンとした担当職種の職務内容の説明がないということです。


今の厚労省の雇用促進法には
「面接時、また入所時に職務内容について説明しなければならない」
ということが規定されておらず、努力規定どころか義務規定にもなっておらず、話さなかったとしても刑罰も課されていないということに問題があるのではないかと思うのです。

また「雇用契約書への職務内容の明示」
の規定はありますが、明示がなかったとしても、また就業予定の職務内容を明示していないとしてもなんら刑罰はないのです。

中には、雇用契約書自体を交付しないという企業もあります!




前回、今回とブラック企業のケースをお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。

この企業にひかっからないためにはどうすればいいのか、面接時に何をチェックすればいいのかについて次回お話を進めていきたいと思います。

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トトロ氏

Author:トトロ氏
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1968年六月生まれ
倉敷市出身、現在は福岡市在住。
妻(あすか)と娘たち(猫二匹)と暮らしています。
高齢者福祉にたずさわって十六年になります。
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