皆さん、おはようござします。
今日は本と気温が高いですねェ~ 福岡はなんと20度!!
明日は早朝に最高気温を迎えて、昼間はだんだん気温差下がってくるみたいです。
そして明後日は福岡でも雪が降るとのこと。
気温が乱変動したら・・・私たちでも体調悪くなりますよ。
ですので高齢者の方はなおさらだと思います。
もうこの一言しか言えませんが・・・・皆さん体調管理には十分注意してください。
さて今回も、認知症とコミュニケーションと題して投稿していきたいと思います。
今回は認知症の方々がどういう気持ちなのかを描いた詩をご紹介しましょう。
以下の文章をご覧ください。
WHAT DO YOU SEE?(本当の私を見てちょうだい)
私を見てちょうだい 看護婦さん、いったいどこを見ているの?
私の何を見ているの?
あんたがたに見える私は、ただの不愉快な顔をしたボケた老人でしょうね。
ぼんやりとうつろな目をして、次に何をしたらいいかもわからない老人でしょうね。
ぼろぼろとこぼしながら食べ物を口に運び「ちゃんと食べて!」と大声で言われても返事もしない老人でしょうね。
看護婦さんのしてくれていることに知らん顔をして年がら年中、靴や靴下の片方を探している老人でしょうね。
お風呂や食事を嫌がってみてもどうせ他にすることもないからと言って結局は言いなりになる老人でしょうね。
どう、このとうりでしょう?
これがあんたがたに見える私でしょう?
さあ、看護婦さん、よおく目を見開いて私を見てちょうだい。
ここでじっと座って、命令されるままに動き言われるままに食べる私が本当はどういう人間なのか教えてあげるから・・・・
私はね、10歳の時には両親や兄弟の愛に囲まれた子供だった。
嫁盛りの16歳には愛する人に巡り合える日を夢見る乙女だった。
20歳で花嫁となり心弾ませて「この人に一生を捧げます」と違ったのよ。
25歳には母親となって子供たちのために心安らぐ家庭を築こうとした。
30歳のころは子供もすくすくと育ち親子は永遠の絆で結ばれていたの。
40歳になると子供たちは一人前になり巣立っていった。でも私は嘆かない。
愛する夫がそばにいたから
50代は再び赤ん坊に囲まれわが子とともに孫たちの成長を見守ったわ
そして暗い日々がやってくる。
夫が死んでしまったから・・・・
行く末を案じて不安におののいたわ。
子供たちはそれぞれ子育て精一杯だったもの。
そこで思いは過ぎ去った愛の日々に飛んでいった。
もう私は老いてしまった。
時の流れは情け容赦なく年寄りをおろかに見せ、身体をぼろぼろにし美しさも覇気もどこかに追いやってしまう。
そして、かつての柔らかな心は石のように閉ざされてしまった。
でもこの枯れかけた肉体の奥には、若い娘がいまだに棲んでいるの。
この苦しみに満ちた胸は、今一度過ぎ去った日々を思い出して喜びに弾み苦しみにふさぐ…・もう一度生き直しているの。
駆け足で通り過ぎていったあっという間の月日を思うと人生のはかなさをつくふくと思い知らされる。
そうなの、だから看護婦さん、よおく目を開いて私を見てちょうだい。
ここにいるのは、ただの不機嫌なボケた老人ではない。もっと近くによって、本当の私を見てちょうだい!
ドナルド・ダールステイン奇跡 作者不明
もしかしたらこの氏は以前ご紹介したかもしれません・・・定かではないので。もし以前見たことがある方,ゴメンなさい(笑)
この詩を見たとき、トトロは泣きそうになりました。
認知症の方々は皆さん、このようなことを思われているんだなァ~って
ですからセミナーではこの詩を積極的にご紹介しています。
認知症の方々のコミュニケーションを考えるうえでよい教材になるのではないでしょうか。
トトロの仕事部屋では介護スキルアップに役立つセミナーを開催しています。
良ければ寄ってみてください。
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